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和歌山市長選、IR誘致が争点

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今月末に投開票を控える和歌山市長選でIR誘致が大きな争点となっている。和歌山市はこれまで県と一体でIR誘致に取り組んでおり、和歌山市の湾岸エリアにある「和歌山マリーナシティ」を候補地としてきた。和歌山マリーナシティは、1994年に開業した人工島(65ha)のリゾートシティで、地中海をイメージしたポルトヨーロッパやテーマホテル、紀州黒潮温泉や紀ノ国フルーツ村などのリゾート施設がある。関西国際空港から車で約1時間の好アクセスで年間約300万人が訪れる。

和歌山市長選

カジノに賛否分かれ 立候補予定2氏、公開討論会 /和歌山

 任期満了に伴う和歌山市長選(22日告示、29日投開票)の立候補予定者による公開討論会(わかやま市民自治ネットワーク主催)が5日夜、和歌山市小松原通1の県民文化会館であった。再選を目指す現職の尾花正啓氏(65)と福祉団体理事長で新人の島久美子氏(62)の2人が顔をそろえ、約200人の聴衆を前に、カジノ誘致や福祉、防災対策などで舌戦を繰り広げた。

  今回の選挙戦で大きな争点となる見通しのカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致について、尾花氏は「経済や雇用に効果があるので賛成だ」と従来の考え方を強調。島氏は「依存症が懸念され、市民の不安も大きい」と反対する意向を示した。さらに尾花氏は、県からIR誘致への同意を求められた場合の対応について、議会の判断を仰ぐ考えを強調。島氏は住民投票で市民に信を問う可能性に触れた。

 また、地元雇用対策としては、尾花氏は「和歌山市内でも職業を選べるよう若者のニーズにあった企業を呼びこみたい」と述べ、島氏は「障害者雇用に関心を持っている企業を中心に誘致したい」と語った。【木原真希】

(毎日新聞)https://mainichi.jp/articles/20180707/ddl/k30/010/350000c

 

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