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米IR大手MGMが4大プロスポーツNBAとパートナー契約

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米IR大手のMGMリゾーツ社が、アメリカ・カナダのプロバスケットボールリーグのNBAとゲーミングパートナー契約を結んだ。これによりMGMリゾーツ社は、リーグのハイライトや公式データの配信、ロゴ使用の権利を得る。現在、アメリカではネバダ州を含む11州でオンライン・スポーツブック(賭博)が合法とされており、3年後にはさらに12州が合法化される。

NBAは北米4大プロリーグの一つ。ゲーミングはカジノなどのギャンブルを意味する。

 

NBA、カジノ大手MGMとパートナー契約の思惑と波紋

米国でスポーツ賭博に関連したビジネスの動きが活発化している。背景にあるのは2018年5月14日に、連邦最高裁判所がスポーツを対象とした賭博の解禁を認める判断を下したことがある。

米国では八百長を招いたり、競技の純粋性を損なうなどの理由から1992年に連邦法「プロ・アマスポーツ保護法(PASPA)」が制定され、その時点でスポーツ賭博を法整備していたネバダ州、モンタナ州、デラウエア州、オレゴン州の4州を除く全ての州では違法とされた。こうしてカジノ産業が盛んなネバダ州でのみスポーツ賭博が行われてきたのである。

NBAとMGM Resortsがタッグ

しかし、財政難から新たな財源を求めるニュージャージー州が2012年にスポーツ賭博を合法化する法案を可決。これに対しMLB、NBA、NFL、NHLのいわゆる4大プロリーグと全米大学体育協会(NCAA)がニュージャージー州のスポーツ賭博合法化はPASPA違反として訴訟を起こしていたのである。今回、最高裁は判事9人のうち、賛成6対反対3の評決で、PASPAでスポーツ賭博を禁ずることは違憲との判決を下したのだ。

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(Sports Innovators)nikkeibp.co.jp/dm/atcl/column/15

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