ラスベガス大手のウィンリゾーツ社が、日本のIR進出に9,500億円を投資する準備があることを示した。IR開発に1兆円規模の投資を表明したのはこれで4社目。
ウィンリゾーツ社は、「ミスターラスベガス」と呼ばれたステーブ・ウィン氏が運営していた大手IR企業。しかし、昨年ウィン氏はセクハラなどのスキャンダルで会長を退任した。また、同社はいくつかの訴訟問題を抱えている。
「カジノ 9500億円投資」 米大手、日本進出意欲
日本進出に意欲を示す米ラスベガスのカジノ大手、ウィン・リゾーツのマット・マドックス最高経営責任者(CEO)が毎日新聞のインタビューに応じ、進出の際には9500億円以上を投資する考えを示した。【井出晋平】
ウィン・リゾーツは米ラスベガスとマカオで3カ所のカジノを運営。昨年7月に統合型リゾート(IR)実施法が成立した日本への進出に名乗りを上げている。マドックス氏は日本市場について、「観光地としても世界屈指で、ビジネス拠点としても世界から人を引きつけており、非常に魅力的だ」と語った。現在、IRの誘致活動を進める大阪などを進出先として検討しており、進出する場合の投資額は、2016年…