カジノフロアの面積に上限、スポーツブック・オンラインゲームは不可
カジノ施設面積に上限 リゾート推進会議で政府が案示す
政府は13日、首相官邸で有識者による統合型リゾート(IR)推進会議を開き、IRの中核となるカジノ施設の面積に上限を設ける案を示した。国際展示場やホテルなども備えるIRの一部に限定することで、カジノに関連する犯罪やトラブルを防止しやすくする狙い。
政府案によると、シンガポールではカジノ面積は上限を1.5万平方メートルに規制し、IRに占める割合を3%程度に抑制。日本でもこうした海外の規制を参考にして面積の上限を検討する。一つのIR内に設置できるカジノ施設数も1カ所に制限する。監視カメラや入退場ゲートの設置も義務付け、不正行為などを防止する。
カジノで提供できるゲームの種類についても、公正性を確保するため、ルーレット、バカラなど施設内で完結するものに制限。スポーツ競技を賭けの対象とすることや、オンラインゲームなどは認めない。【松倉佑輔】
https://mainichi.jp/articles/20170614/k00/00m/010/092000c