25日、ギャンブル依存症対策基本法案が衆院内閣員会で可決され、午後には衆院本会議でも可決された。これを受けて同日午後にもIR実施法案が衆院内閣委員会で審議入りした。
依存症対策基本法案は、今後参院に送られ審議入りする。この法案は、パチンコを含むギャンブル依存症に対する国や地方の責務を明確にし、対策と予防を制度化して推進する。これを機に日本にも「Responsible Gaming」の社会的責務が根付くことを期待する。今後、IR実施法案を6月上旬にも衆院を通過させ、6月20日の会期内に両法案を併せて成立を目指す。
*レスポンシブル・ゲーミングは、ギャンブルサービスを提供・運営・認可する事業者・従業員および国・自治体が真摯に取り組むべき社会的責任および活動である。
ギャンブル依存症対策、法案が衆院通過
自民、公明両党と日本維新の会が提出した議員立法、ギャンブル依存症対策法案が25日の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決、参院に送付された。与党は同法案をカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の成立に向けた環境整備と位置付けている。IR実施法案も6月上旬に衆院通過させ、6月20日までの会期内に両法案を成立させる方針だ。
ギャンブル依存症対策法案をめぐり、与党は5月に入って日本維新の会と法案の修正で合意し、依存症患者や家族などから意見を聞く関係者会議の設置を盛りこんだ。
(日本経済新聞)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3096641025052018EA3000/