当初6月に予定されていた事業者選定を3カ月延期した大阪のIRに関して、松井市長は公募スケジュールの目途が立たず再延期の可能性も示唆した。元より、国のIR基本方針も未だ公表の時期が決まっていない。
IR基本方針については、IR汚職を防止するための接触ルールや運用上の制度設計が難航しており、公表の目途が立っていない。さらに、この度の疫病対策も盛り込むことになったため、IR基本方針は大幅に遅延することは避けられない。
観光産業は未曾有の大不況の局面を迎えており、IRの必要性を原点に立ち戻って考える時なのかもしれない。
IR公募、再延期言及 住民投票延期
大阪市の松井一郎市長は6日、就任1年を前に毎日新聞のインタビューに応じた=写真・菱田諭士撮影。新型コロナウイルスの影響で3カ月延期されたカジノを含む統合型リゾート(IR)公募手続きのスケジュールについて、「(参加表明の)事業者がアメリカから来られないから打ち合わせできない」と述べ、再び延期する可能性に言及した。
(毎日新聞|)