大阪IRの候補地「夢洲」で今年1月に土壌汚染や軟弱地盤が発覚した問題で、大阪市が約790億円の公費を投じて補修する。元より、夢洲は土地を事業者に賃貸する際に土壌汚染などが見つかっても市が費用を負担しない「 瑕疵担保責任の免責」を原則としてきたため、対策費を賃料に乗せなければ住民訴訟で敗訴する可能性もある。その他にも地震や台風など自然災害も多い土地柄であり、2018年の関西空港の水没被害は記憶に新しいが、夢洲の防災対策などインフラ整備にも時間がかかりそうだ。
大阪IR誘致に市が異例の公費負担 情報公開で見えた優遇ぶり
カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を巡り、大阪市に新たな費用負担が生じることになった。
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(2021年12月19日|毎日新聞)