大阪府市は、夢洲IRの全面開業を2025年万博以降で容認する方向で調整している。国が示すIR整備計画では、2021年7月末まで区域認定の申請を受け付け、その後審査に入る。最大3ヵ所の認定区域が決まるのは、およそ3カ月から半年後とみられる。
基本方針では、カジノの他にホテルとMICE、魅力増進施設、送客施設が揃って完成すれば早期部分開業も許される。大阪は今月からIR事業者の最終公募を始めるが、複数社の応募がなければ交渉のイニシアティブは事業者に移る恐れもある。
万博後の全面開業容認 IRで大阪市長、26年度で調整
松井一郎大阪市長は13日、大阪府・市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の終了後の全面開業を容認する考えを明らかにした。これまではIRと万博の相乗効果に期待し、万博が開幕する25年春までのIR開業を目指してきたが、事業者から工期の短さを懸念する声が出ていた。
続きを読む⋙(日本経済新聞|2019/12/13)