大阪IR、初期投資1兆円・開業時期は2028年以降
大阪IRは、7月20日に事業者候補のMGMリゾーツ&オリックスから事業計画提案書(RFP)が提出された。コロナの影響で事業計画の縮小も懸念されたが、当初の予定通り約1兆円(地下鉄延伸費含む)の開発計画が提示された。しかし、夢洲IRの開業時期は大幅に遅れ2028以降の部分開業となる。世界でも過去に1兆円のIR開発規模は実例がない。
尚、シンガポールのMBSとRWSの2つのIRを合わせた総工費が1兆円、2016年に計画されたサイパンのIRは7,500億円だったが途中で開発中止となっている。
カジノを先行とする部分開業は、MICE・ホテル・観光案内所などのIR整備法で定める中核5施設(IR整備法第17条)が完成していることがカジノ開業の条件となる。IRの定義(IR整備法第2条)は、国際会議場、展示施設、宿泊施設、魅力増進施設、観光案内施設などを一体とする施設。
1兆円の想定超え巨額投資に沸く大阪IR
大阪府市が進める統合型リゾート施設(IR)整備計画への参画を目指すオリックスと米MGMリゾーツ・インターナショナルの企業連合が7月、府市に総額1兆円規模の事業計画を提出したことをめぐり、関西の経済界から歓迎の声が上がっている。
(2021年8月8日|産経新聞)