2025年に万博開催地に決まった夢洲でのIR開発に関して、大阪市はIR事業者の選考条件に200億円の鉄道建設費負担を加えるとした。
夢洲万博の会場建設にかかる費用は約1,250億円とみられ、国と大阪府市、関西財界で均等分担する。このうちの鉄道延伸事業費は約540億円と見積もられている。
鉄道延伸200億円「IR事業者が負担」 大阪市が条件
2025年に開催が決まった大阪万博の会場予定地の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)のアクセス整備をめぐり、大阪市の吉村洋文市長は夢洲に誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)の事業者の選定の事実上の条件として、鉄道延伸費用200億円の負担を加える方針を固めた。
今年7月、国内で最大3カ所にIRを設置する実施法が成立したのを受け、大阪府と大阪市は夢洲を予定地として誘致に手を挙げる方針を決めている。予定地は万博会場に隣接し、24年度中の開業を目指す。
夢洲へのアクセスは現在、トン…