愛知県の常滑市がIR誘致に向けて本格始動。常滑は中部国際空港やオートレースを保有しています。
IR誘致へ請願採択 県などに調査研究求める /愛知
常滑市議会は26日、統合型リゾート(IR)の誘致に向けた調査研究を進めるよう県および市に働きかけるよう求める請願を、賛成多数で採択した。
昨年12月にカジノの解禁などを含むIR整備推進法(カジノ法)が施行され、各地で新たな観光産業の起爆剤としてIRの具体的な検討が進められている。これを受け、常滑商工会議所(牧野克則会頭)が、県や市でも調査研究を進めるよう求めて提出した。
請願書では、IRは魅力ある滞在型観光を実現し、雇用の増大やカジノ収益の社会への還元などで地域経済の振興にも貢献できるとする。ギャンブル依存症対策などの懸念があるが、同市には中部空港があり、国際ゲートウエーとしての重要性が高く、IRにより市がさらに発展する可能性が高いとしている。
請願書の採択を受け、片岡憲彦市長は「IRは地域振興に貢献することが期待される一方で、ギャンブル依存症や治安への影響など不安、不明な点が多い。国などで対策を明確にしていただき、市民の不安を解消することが重要」とコメントした。【林幹洋】
(元記事)https://mainichi.jp/articles/20170627/ddl/k23/010/323000c