新型コロナの影響を受け、各自治体のIR整備計画が軒並み先送りとなっている中、来年1月から始まるIR誘致区域の公募は予定通り行われる。しかしながら、整備計画の選定基準を示すIR基本方針は未だ発表されていない。
IR整備法に定められた基本方針決定の期日である7月26日まで2カ月を切った。
コロナ禍がカジノ整備計画を直撃 政府は推進の姿勢崩さず
新型コロナウイルスの感染拡大が、安倍政権によるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備計画を直撃している。感染拡大で大幅減益となった米カジノ大手が日本進出を断念。誘致を表明した自治体も感染症対策に追われ、スケジュールに遅れが出始めている。だが、IRを成長戦略の目玉に位置付ける政権は推進の姿勢を崩していない。
(東京新聞|2020年6月1日)