14日、日本カジノスクール大阪校(なんば)で入学オリエンテーションが行われた。第1期生となる入学生は、定員20名に迫る18名となった。今後、6ヵ月から1年をかけて国際基準のディーリング実技とカジノ専門教養、カジノディーラーとしての心得を学ぶ。卒業後は海外での研修・就労チャンスも控えている。
12日に行われたメディア発表会で、日本カジノスクールの大岩根校長は「IR実施法案が今年6月にも可決する可能性が高い。日本では大阪市がIR誘致の可能性が高いと思っている。夢洲にシンガポールクラスのカジノができるとすれば、カジノディーラーは2000人必要になる。」と大阪での人材育成に意欲を見せた。また、大阪校マネージャーの北垣氏は「レスポンシブル・ゲーミングの観点から世界基準のセキュリティー・ディーリングとカジノの本質を誠実に伝えていきたい。」と話した。
日本カジノスクール大阪校オープン 国内2校目
大阪府・市が誘致を目指すカジノを含めた統合型リゾート施設(IR)の実現を見据え、今月14日に開校する「日本カジノスクール大阪校」が12日、報道陣に公開された。大阪の繁華街・ミナミに立地する商業施設「なんばマルイ」(大阪市中央区)の7階に開校。米ラスベガスのカジノの雰囲気を出した赤と白を基調とした空間でルーレットやカードを操る技術を学べる。
スクールでは、半年から1年かけてカジノのディーラーとして必要な技術や経営知識のほか、英語も学ぶ。主なコースの授業料は55~60万円。現在、16人が入学予定で、初年度は45人を受け入れる方針。将来的には200人規模の入学を目標として掲げる。
日本カジノスクールはイベント企画会社「ブライト」(東京都新宿区)が平成16年に都内で開校。関西から通学する生徒も約2割を占める。大阪はIRが誘致される可能性が高いと見込んで、2校目を開校させることにした。
大岩根成悦(おおいわねまさよし)校長は「日本におけるIR実現を見据えて、海外のIR事業者の中で日本人ディーラーの引き合いは強い」と話した。
(産経新聞)https://www.sankei.com/photo/photojournal/news/180412/jnl1804120002-n1.html