日本経済新聞社が主催するIR(カジノを含む統合型リゾート)のイベント「日経・統合型リゾートフォーラム~日本版IRが担う成長戦略」が都内で開催され、600人以上の聴衆が参加した。海外からギャラクシー、メルコリゾーツ、MGMリゾーツ、シーザーズ、ウィンリゾーツなど大手IR事業者が協賛したが、ゲンティン・シンガポールとラスベガス・サンズは協賛しなかった。
統合型リゾートフォーラム開催、経済波及効果やギャンブル依存症など議論
カジノを含む統合型リゾート(IR)の経済効果などを議論するイベント「日経 統合型リゾートフォーラム」(主催=日本経済新聞社)が21日、東京都内のホテルで開かれた。日本版IRの成長戦略をテーマにIRの経済波及効果や自治体の役割、ギャンブル依存対策などの課題を幅広く議論した。(詳細は12月の特集面に)
講師には萩生田光一衆院議員や竹中平蔵東洋大教授のほか、日本MGMリゾーツやメルコリゾーツ&エンターテインメントなどのIR事業者もイベントに参加した。
メルコのローレンス・ホー会長兼CEOは「建設の機会があるのなら(IR施設は)有名な建築物になるように造りたい」と日本事業への意気込みを語った。
パネルディスカッションでは諸外国のIRの紹介や、投資回収期間などについて専門家らの分析や試算などが披露された。
一方、ギャラクシー・エンターテインメント・グループのフランシス・ルイ副会長は基調講演で「日本ではIRに対する誤解がある。これを解かないと大きな障害となる可能性が高い」とも指摘。人材育成にも取り組んでいくとした。
(日本経済新聞)nikkei.com/article/DGXM