ラスベガスを知り尽くす米大手シーザース社の副社長・ブラックハースト氏が、日本のIRの可能性を高く評価している。彼女はラスベガス初の女性市長として8年間ラスベガスの市政を担った実績がある。1999年からラスベガス大手「シーザーズ・エンターテインメント」に勤務し、現在は副社長として日本のIR進出のためPR活動を担っている。
米カジノ「日本市場は全てが魅力的」 元ラスベガス市長
カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が7月に成立し、2020年代前半にもIRが開業します。海外のカジノ業界は日本市場をどう見ているのか。元ラスベガス市長で、現在は米カジノ運営大手「シーザーズ エンターテインメント」の副社長として日本進出をめざすジャン・ジョーンズ・ブラックハースト氏(69)に聞きました。
――IRの市場として、日本は魅力的ですか。
「全てが魅力的だ。ラスベガスは世界最大のギャンブルの街だが、もともとは何もない砂漠だった。一方、日本は世界で最も美しい国の一つで、すでに訪れるべき多くの理由がある。そこに娯楽の集合体としてのIRを加えたい」
――日本はパチンコや競馬などがあり、すでに「ギャンブル大国」とも言われます。これも魅力ですか。
「それは違う。パチンコの客の…