マカオのカジノ還付金、コロナ不況下でも実施
毎年恒例となったマカオ市民へのカジノ還付金は、今年はコロナ不況の経済支援として例年より3ヵ月早い5月に現金で配布された。今年の還付金は1万パタカ(日本円13.6万円)。この財源は、税率39%のカジノ税収によるもので、現金給付は14年連続となる。
マカオでは、この現金配布のほかにも65歳以上の高齢者への敬老金、出産補助金や教科書補助金なども支給される。また、個人年金口座への追加資金注入、医療クーポン券、家庭用電気料金及び上下水道料金補助、所得税減税、交通系ICカード利用時のバス運賃の割引などの経済支援が行われている。
マカオ政府、2021年度の全市民への現金配布作業完了
世界一のカジノ売上を誇る都市として知られるマカオ。カジノ税という潤沢な財源を抱え、莫大な財政準備を誇るマカオ特別行政区政府は、インフレ対策や富の還元を理由に2008年から市民に対する現金配布を毎年実施している。
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(2021年5月26日|マカオ新聞)