UC活動レポート

【コラム】カジノが儲かる仕組み「ハウスエッジ」

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なぜ、カジノは儲かるのか?

日本のIRライセンスに海外のIR企業は1兆円を投資するというニュースは有名ですね。
数年前のマカオやシンガポールでも、IRと呼ばれるカジノでは爆発的な売上を記録しました。

 

では、なぜカジノが儲かるのか?

カジノで提供されるゲームには「ハウスエッジ」というカジノ側に優位に働く計算上の仕掛けが隠されています。

基本的にハウスエッジはゲーム上の「当たり確率(勝率)」と「払い戻し配当率(ペイアウト)」の差額割合のことですが、ほかにも配当から手数料を徴収する明確なハウスエッジもあります。

 

もう少し分かりやすく言うと、例えば「ジャンケンに勝てば配当がもらえて、負ければ賭け金を取られる」というゲームがあるとします。これだけだと公平なゲームですが、「あいこでも賭け金を取られる」というルールを加えるとハウスに有利なゲームとなります。
この「あいこ」の部分(≒33.3%)がハウスエッジとなります。

 

カジノではここまで大きくはないですが、数学上5%程度のハウスエッジが組み込まれています。
そして、これらのゲームを数百台のテーブルで24時間365日毎日繰り返しいる訳ですね。

 

カジノのゲームのハウスエッジ例です。

<カジノのハウスエッジ>
・アメリカンルーレット 約5.%
・ブラックジャック 約1%
・バカラ 約3%
・ポーカー 約5%

 

日本の公営賭博である宝くじは約55%、競馬は約25%と言われます。(因みにパチンコは約6%)

 

こうして見ると、カジノのハウスエッジは健全でプレイヤーに還元されやすいことが分かります。
しかし、それでもカジノが儲かるのは…、前述の通り、ゲーム数を何回も何回も回数を多くこなすことで収益を上げていくのです。これを「大数の法則」といいます。

これがカジノが儲かる原理です。

 

<ハウスエッジに対してリターン>

カジノの醍醐味は、やはりスロットやポーカー系のペイアウト率の高い一攫千金のゲームです。
100倍を超えるようなペイアウト率の高いゲームは、勝率が低いことを承知の上で一獲千金を狙うプレイヤーはたくさんいます。

ハウスエッジが大きければリターンが少なくてハウスに有利となり、
ハウスエッジが小さければリターンが大きくてプレイヤーに有利となる訳です。

 

ハウスエッジの設定は、カジノにとっては重要な経営戦略の一つです。ハウスエッジが高すぎれば客足が遠のき、反対に低すぎると経営を圧迫しかねません。

そして、海外のカジノでは日々新しいゲームが考案され、集客力がありながらもハウスエッジのいいゲームを追求しています。

こうして、カジノでは目に見えなう部分でわずかな手数料をとりながら、たくさんのゲストからたくさんのゲーム数をこなしてもらうことで大きな利益を生み出しているのです。

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