現在参議院で審議されているIR実施法案も今週で大詰めを迎える。「強行採決」や「豪雨災害よりもカジノ優先」という野党からの厳しい批判に晒されながらも政府与党は今週中に法案を成立させる構えである。野党が内閣不信任案を出しても会期内での成立は確実のようだ。
「6増法案」今日にも成立 “カジノ”含め最終攻防
会期末を5日後に控えた国会は、参議院の定数を6増やす法案とカジノを含むIR(統合型リゾート)実施法案が成立目前の最終攻防を迎えています。
(政治部・村上祐子記者報告)
野党側は定数を増やす法案を審議している委員長の不信任動義を提出しました。ただ、動議は否決され、法案は可決されました。さらに、野党側は本会議での採決を阻止するため、議運委員長の解任決議案を提出する構えです。ただ、提出されてもこの後の本会議で否決され、早ければ定数を増やす法案は17日に成立する見通しです。一方、参議院ではIR実施法案の審議が行われています。野党側からは「災害よりもカジノなのか」といった批判の声が上がっています。
安倍総理大臣:「この委員会が開催されることにより、(被災地での)活動自体に支障は及んでいない」
野党側は今週、内閣不信任案を提出する見通しです。ただ、不信任案を出してすべての審議が止まっても、会期内にすべての法案が成立するのは確実です。(テレビ朝日)http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000131899.html